高齢者の骨折の怖さをお伝えします。
この記事は高齢者の家族がいる方にぜひ読んでいただきたいです。
下のチェックに当てはまる方は転倒の可能性が高いので注意しましょう。
✅あまり外に出ない
✅足を上げるのが大変
✅長時間座ったままテレビを見ている
✅足を引っ掛け、つまづくことが増えてきた
「たかが骨折で…」
よくこんな言葉を耳にすることがあると思います。
大けがではありますが、若い人はそれでも大丈夫。
しかし、高齢者はそうはいきません。
なぜ高齢者は危ないのか?
今回はそれを解説したいと思います。
転倒事故を起こした高齢者が
骨折することが多い部位をまとめました。
1、大腿骨近位部(だいたいこつきんいぶ)骨折
太ももの付け根を骨折することです。
寝たきりになることが多く、そのまま認知症になる恐れも…。
2、脊椎圧迫(せきついあっぱく)骨折
ざっくり言うと背骨の骨折です。
骨粗しょう症によって引き起こされることもあります。
3、上腕骨近位部(じょうわんこつきんいぶ)骨折
腕の付け根の骨折です。
転んで手をついた時や、肩から倒れた時に起きます。
4、橈骨遠位端(とうこつえんいたん)骨折
手首の骨折です。
転んで手をついた時に起こります。
この中で、社会問題にもなっている1番の大腿骨近位部骨折について詳しく説明します。
この骨折が起きた場合、即手術です。
手術の方法については専門外なので割愛しますが、年齢や部位を見て医師から説明があるので、わからないことは質問しましょう。
(高齢者の場合、全身麻酔や手術によって命の危険にさらされる場合があります。手術をせずに治療する「保存療法」が取られる場合もあります。)
手術をしても、術後1年の経過を見ると
・永続的な機能障害を残す確率30%
・歩行不能確率40%
・生活動作に障害を残す確率80%(!)
☆5年後の生存率は約60%
生活動作に障害が出ますので、転倒率も跳ね上がります。
転倒したことがある人は、転倒リスクが普通の人より高い
というデータもあります。
身体機能が低下することで、認知機能も低下します。
そのまま認知症となり、さらに活動が制限されるケースもあります。
認知症にならなかったとしても、ベッドの上で寝ているだけですから、
下半身の筋力は衰え続けます。
そうなるともう…リハビリではどうしようもありません。
生存率60%は、そういったところからきていると思われます。
ケガをしたら…身体を痛めたら…
取り返しのつかないことになるかもしれません。
健康は維持することが大事です。
病院に行って良くなったからOKというわけではありません。
ハッキリ言います。
病院は治すところであって、良くするところではありません。
マイナスをゼロにするために存在します。
ゼロ=健康とするならば
プラスにしておいたほうが安全ですね?
そのプラスを「貯筋」という形で提供するのがパーソナルトレーナーです。
ジムと言うと「バーベルなどで筋肉をつけるところ」
というイメージがあるかもしれませんが、それは間違いです。
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筋力も確かに大事かもしれませんが、体幹やバランスも大事です。
より正確に言えば、転ばないためのエクササイズも存在します。
皆さんの「生活の質」を向上させ、人間らしく生きるお手伝いをしています。
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それでは皆さん、健康に気をつけてエクササイズをしていきましょう!
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