体重はもう見るな!①

ダイエットを成功した基準として、
体重が未だに使われています。

体重を判断基準にいれるというのは
分かりやすいのですが、
間違った理論になりやすいです。
(状況により、私も体重計を目安にすることもあります。)

体重を減らしたい方のニーズを
深掘りすると、
・身体を引き締めたい。
・昔着てた服を着れるようになりたい。
したいという理由がほとんどです。

であれば、気になる部分を
メジャーで計測した方が
成果が分かりやすいです。

しかし・・・
メジャーで計測するのはめんどうなんです。
しかも、測定誤差が出やすいです。

お腹は凹まそうと思えば、
凹ませられますし、

メジャーも計測部分をしっかり決めて
ウェストにまっすぐまかないと
毎回違った計測結果になります。

そんなこともあって、
体重計の方がお手軽であり、
体重計の数値を基準にした
ダイエット手法が未だに
使われているのです。

体脂肪計もありますが、
温度や湿度によって
測定誤差がでやすいです。
(業務用の高価な体脂肪計は
 測定誤差が少なくなります。)

食生活、習慣を変えず、運動をすれば、
体重の計測値は一時的には
みるみる下がります。
そのままダイエットを続けると

減量期→停滞期→維持期→定着期

という体重の推移がおこります。
今まで体重が順調に減っていたのに、
減らなくなった・・。
と焦りはじめます。

しかし筋肉が着き始めている場合、
体重は増加します。
筋肉がつけば、身体は細くなります。

確実にウエストは細くなっているのに
本人はそれを自覚できず、
頑張ったのに痩せない・・。
意味がないと思ってしまいます。

しかし、筋肉がつけば、
逆に体重は増えてしまうものなのです。

脂肪より筋肉の方が重いためです。

脂肪と筋肉の重さは

脂肪 0.9

筋肉 1.1

の比率と言われています。

証拠に下記のクライアントの場合、
見た目は劇的に変化しましたが、
体重はほとんど変化していません。

正確にいうと体重は一時的には、
下がりましたが、また増加し始めました。
でも、見た目はどんどん
痩せていったのです。

体重計を目安にすると
そんな身体の変化は分かりません。

体重が減るという身体の変化が
本人の自信と確信につながり、
モチベーションが続くという
側面がありますが、

実際のところ、体重を基準に
ダイエットをするには矛盾と限界が
あるということを知っておいて
いただきたいです。